逃げ切り計算機の結果で疑問に思ったこと
逃げ切り計算機について、以前にEXCEL版を作ってみたという記事を書きました。
関数の説明(といっても単純ですが)でも続きで書こうかなと思い、念の為、再度、本家の結果と同じかどうかを試していたところ、ある条件の時に結果が異なりました。
自作のEXCEL版と異なるある条件とは
ある条件というのは以下のような場合です。
- 年間利息(%)が0.5、1.5等、.5になるとき(一部例外あり)
例えば、以下のような場合です。
一番最初が利息25 支出180となり、51歳で4,844万になっています。
- 利息=5,000万×0.5%=25万
- 支出=180万
- 現在の貯蓄額=5,000万
残高は現在の貯蓄額-支出+利息で5,000万-180万+25万=4,845万になるという理解なのですが、実際は4,844万と1万円分少ない結果となっています。
2番目以降は前年の残高-支出+利息(1,000万単位)の結果になっていますので、理解通りなのですが、どうしてなんでしょう。
ちなみに利息だけを0.4%、0.6%、1.0%としたときの結果は以下の通り、想定計算結果と合致します。
利息0.4%の場合
- 利息=5,000万×0.4%=20万
- 支出=180万
- 現在の貯蓄額=5,000万
残高は5,000万-180万+20万=4,840万で想定計算結果と一致
利息0.6%の場合
- 利息=5,000万×0.6%=30万
- 支出=180万
- 現在の貯蓄額=5,000万
残高は5,000万-180万+30万=4,850万で想定計算結果と一致
利息1.0%の場合
- 利息=5,000万×1.0%=50万
- 支出=180万
- 現在の貯蓄額=5,000万
残高は5,000万-180万+50万=4,870万で想定計算結果と一致
一部例外の条件
一部例外というのは次のような場合です。
残高4,999万の場合
- 利息=4,000万×0.5%=20万
- 支出=180万
- 現在の貯蓄額=4,999万
残高は4,999万-180万+20万=4,839万で想定計算結果と一致
残高3,999万の場合
- 利息=3,000万×0.5%=15万
- 支出=180万
- 現在の貯蓄額=3,999万
残高は3,999万-180万+15万=3,834万で想定計算結果と不一致
上記のように貯蓄額が4,000万台後半?だと想定計算結果と合致したりもします。
まとめ
100万回以上も利用されているツールですので、何かしら意図があるのではとは考えては見たものの、どういった理由(計算式)で上記のような結果になるのかが、よくわかりませんでした。それとも使用している皆さんは最終的にいくつまで生きられるかの結果だけ注目して、途中結果なんかは大して見てないんですかね。
1万円の差ですので、態勢に影響はないのですが、私の理解と異なり、自作したEXCEL版の結果と異なりますので、気にはなりました。
うーん、何か見落としがあるのでしょうか。
関数説明編は以下になります。
velstage.hatenablog.com