結局、歯磨きはいつがいいのか?
私は数か月に1度、歯科の定期健診を受診しているのですが、今月の健診で軽い虫歯が3か所も見つかり、その治療を行いました。
一応、毎月の医療代は5千円の予算を組んではいますが、今月はそれを超えてしまいました。風邪等、気を付けていても罹ってしまうのはしょうがないとして、虫歯はかなり予防が可能なはずですので、何がいけなかったのかの反省の意味を込めて、色々調べてみました。
まず、今までの歯磨きは朝食後と夕食後の2回で、且つ、食後30分後ぐらいから実施していました。食後すぐではなく、30分ぐらい経ってからというのは、食後すぐだと歯を痛めるとかいう情報を何かで知ったからでしたが、それも本当なのかを再度調べてみました。
歯磨きは食後30分からという話について
そもそも食事で酸性になった状態で歯磨きをすると、歯のエナメル質を削って痛めてしまうので、エナメル質が唾液によって再び硬さを取り戻す30分後からという話でしたが、これは研磨剤や界面活性剤などの入った歯磨き粉を使用している場合や酸蝕症という、歯を覆うエナメル質が溶け出してしまう病気になっている人はであって、そうでないならすぐに歯磨きをした方がいいようです。
上記の公益社団法人日本小児歯科学会の提言でも以下のように述べられています。
最近になって、食後すぐに歯をみがくと、あたかも歯が溶けてしまうというような報道が新聞やテレビで伝えられたため、現場がやや混乱しているようです。
これらの報道のもととなったのは、実験的に酸性炭酸飲料に歯の象牙質の試験片を90秒間浸した後、口の中にもどしてその後の歯みがき開始時間の違いによる酸の浸透を調べた論文で、むし歯とは異なる「酸蝕症」の実験による見解なのです。~中略~
結論としては、通常の食事の時は早めに歯みがきをして歯垢とその中の細菌を取り除いて脱灰を防ぐことの方が重要です。
歯磨き回数について
毎食後とか起床後と寝る前の2回とか色々説があります。
起床後すぐというのは寝ている間に細菌が増殖しているからという理由みたいですが、朝食後にまた磨くとなると、それこそ磨き過ぎになるのではと思いますし、食後は口をゆすぐだけで問題ないとのことでも、なんだかそれだと口の中が気持ち悪い感じがしてしまいます。
厚生労働省の平成28年歯科疾患実態調査結果の概要によると、歯を磨く頻度は以下のようになっていました。
- 1回:18.3%
- 2回:49.8%
- 3回:27.3%
やはり2回が多いです。次いで3回ですので、皆さん食後に磨いているんですね。
この資料で驚いたのは、毎日歯を磨かない人がいるということでした。
- 毎日磨く:95.3%
- ときどき:1.5%
- 磨かない:0.4%
虫歯になりにくい体質の人もいますので、磨かなくても虫歯にならないのかもしれませんが、歯周病等、他の病気になりそうです。
今後の方針
正解かはわかりませんが、以下のようにすることにしました。
- 起床後すぐ:口をゆすぐ。うがい。
- 朝食後すぐ:歯磨き。研磨剤不使用。
- 昼食後すぐ:歯磨き。研磨剤不使用。
- 夕食後すぐ:歯磨き。研磨剤不使用。
- 就寝前:口をゆすぐ。うがい。
歯磨き粉には大体、研磨剤が入っていますので、歯磨き粉をどれにするのかも重要かと思っています。
結局、歯科医師の間でも歯磨きタイミングとか回数とか明確にはなっていないようですので、それらがうまく噛み合うようなところでやっていこうと思います。
まあ、大切なのは磨き方みたいですね。確かに歯科健診で磨いてもらうとかなり弱い力で小刻みに歯ブラシを動かしてますね。
自分だとついつい磨くときに力が入ってしまっているので、これが一番気をつけないといけないところかもしれません。
次の健診は2か月後ですので、その結果次第でまた考えたいと思います。
現在、無職ですので、余計な出費はしたくないものです。