久々に読んだシドニィ・シェルダンはやっぱり面白かった
シドニィ・シェルダンの新十戒を読みました。
シドニィ・シェルダンの本を読むのは多分、20数年ぶりのような気がします。
ですが、やっぱり裏切らないですね。超訳で読みやすくなっていることもあるかとは思います。まずは新十戒の内容から。
あらすじ
旧約聖書の十戒にシェルダンが加えた2つを加えた十二戒に基づいた12章からなる短編集。十二戒というのは以下の通りです。
- なんじ、余以外にほかの神をおいてはならない
- なんじ、主の像を造ってはならない
- なんじ、主の名をかたってはならない
- なんじ、安息日をこころにとどめ、これを神聖に保て
- なんじ、父母を敬え
- なんじ、殺すなかれ
- なんじ、姦淫するなかれ
- なんじ、盗むなかれ
- なんじ、偽証して隣人をおとしいれるなかれ
- なんじ、隣人の家や物を欲しがるなかれ
本の中では実は十戒はもとは十二戒だったと語られ、以下の2つが追加されています。先にも述べたとおり、これはシドニィ・シェルダンの創作のようです。
- なんじ、偽りを口にするなかれ
- なんじ、他人を傷つけるなかれ
各主人公はこれらの戒律を始めは頑なに守っているのですが、物事はうまく進まず、最終的にこれらを破ることにより、罰を受けるのではなく、逆にいい方向に向かっていく内容になっています。
内容はあくまで娯楽の範囲内といった感じではあるのですが、さすがはストーリーテラーだけあって、読ませます。
シドニィ・シェルダンの思い出
シドニィ・シェルダンといえば、まず『ゲームの達人』を真っ先に思い出す人が多いと思います。私も読みました。はじめて本屋で見たときは、なんて分厚い本なんだと思った記憶があります。この本が大ヒットしたので、次から次へと、超訳の本が出版されましたが、私が読んだ記憶があるのは、『明日があるなら』、『時間の砂』、『真夜中は別の顔』、『血族』、『明け方の夢』、『私は別人』あたりです。
その後も結構、出版されていたんですね。
実をいうと、中学か高校生だったかの時に、アカデミー出版のイングリッシュ・アドベンチャーという英語教材を購入していたので、超訳で有名になる前から馴染みはありました。ちなみにイングリッシュ・アドベンチャーは今でもあるようですね。
当時はカセットテープでしたが、今はCDみたいです。
毎月、カセットテープが送られてきて、聴いていましたが、結局、英語をモノにすることはなかったですね。確か『コインの冒険』『追跡』だったと思います。あんまり覚えてませんけど。あの頃は日経新聞、時には英字新聞も自分でとっていたりして、今とは違ってなんかやる気に満ち溢れていた気もします。
シドニィ・シェルダンを久々に読んだら、当時の色々なことを思い出しました。
まだ、読んでいない作品がかなりありますから、少しずつ読んでいこうかなと思っています。